健生堂コラム


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カゼとインフルエンザの違いについて
 インフルエンザは、カゼとは異なる病であるかのように言われていますが、かぜもインフルエンザもかぜ症候群に含まれ、かぜは、かぜウイルスによるかぜ症候群に属し、インフルエンザはインフルエンザウイルスによるかぜ症候群に属します。即ち、ウイルスの種類がカゼとインフルエンザとでは異なるということであります。
 かぜウイルスは、ライノウイルス・エンテロウイルス・アデノウイルス・RSウイルスなど様々で、流行に季節性があります。
 インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があります。A型には、香港型(H3N2型)・ソ連型(H1N1型)があります。

 A型は、自然宿主が多く、流行する種類も多くウイルス変異のサイクルも短く、冬場に流行し突然急激に38°C以上の熱が出て、強い悪寒やふるえが生じ、また熱が高いことから強い関節痛や筋肉痛などの全身症状突然現われ、合わせてかぜと同じように咽の痛み、鼻汁、咳なども見られます。
 
 B型は自然宿主はヒトだけで、ウイルス変異のサイクルが長いとされています。冬場〜春先にかけて流行するとされ、A型の症状と同様でありますが、気管支系、消化器系に炎症を起こし易いとされています。
 
 C型は症状はA型・B型より弱く、流行も低く、一度免疫を獲得すると、ほゞ一生免疫を維持できるとされています。
 従いまして、一般にA型とB型が注目されます。
 また、インフルエンザに罹ると、特に二次的に細菌感染症を引き起こす可能性が高くなり、肺炎球菌・インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは異なります)・ブドウ球菌・溶血性連鎖球菌・その他クラミジア・マイコプラズマなどによる感染の可能性を受け易くなるとされています。
 また高齢者では、慢性気管支肺炎、心疾患、腎炎の増悪、および免疫低下による肺炎の併発による重症化をきたす可能性が高くなります。
 幼児では、肺炎の合併、インフルエンザ脳症、ライ症候群の誘発も掲げられております。


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